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渡来人が持ってきたもの

ベーチェット病という疾患があります。

目や皮膚・粘膜、血管、脳神経など、全身に症状を起こす病気です。皮膚・粘膜には、口内炎、陰部の粘膜の潰瘍、すねの痛くて赤いしこり(結節性紅斑:けっせつせいこうはん)、ニキビ様の皮疹、皮膚の静脈の炎症(血栓性静脈炎:けっせんせいじょうみゃくえん、スジ状に硬く触れます)、注射の後に傷が赤くしこって膿を持つ(針反応)、などの症状を起こします。眼症状は失明の原因になります。

さて、ベーチェット病はシルクロード周辺によくみられます。
なぜ、ある地域の住民だけに発病がかぎられるのでしょうか?

北海道大学眼科教授 大野重昭教授の論文より・・・

大野先生の研究によれば、ベーチェット病は、ユーラシア大陸の北緯30-45度の帯状の範囲に集中してみられます。北欧の白人、サハラ砂漠以南のアフリカ、そして東南アジアに患者はいません。もちろん、北米、南米、オーストラリアにも患者はほとんどいません。不思議なことに、ハワイやブラジルの日系人にも患者はいません。

ベーチェット病になる人の60%ぐらいは、同じ白血球の表面のマーカー(HLA B51))を持っていることがわかっています。大雑把にいえば、このマーカーを祖先から受け継いできた一群の人にベーチェット病が発症しやすいということになります。そして、このマーカーを持っている人の分布を調べたところ、ベーチェット病が発生する地域と一致していたそうです。

しかし、ハワイやブラジルの日系人では、このマーカーを持っていてもベーチェット病は発症しません。

これはいったいどういうことでしょうか?
現時点では、素因だけではなく環境も影響しているのではないかといわれています。
日本でも、昭和40年代に多くの患者が出ましたが、その後減っています。昭和40年代は公害が問題になっていた時期であり、先輩の先生の中には、ベーチェット病は中毒性の病気だと昔からおっしゃっている方がいます。

さて、話を今回のテーマ「弥生人がもってきたもの」にもどします。

大野先生は、ベーチェット病になりやすいマーカーを持つ一群は西から東へ、シルクロード沿いに移動し、アジア北東部から朝鮮半島を経て日本入ってきたのではないかと考えておられます。ベーチェット病はシルクロード病であり、北東アジアモンゴロイド病であり、弥生人病であると述べておられます。

他に弥生人と一緒に日本に渡ってきたものは、

犬(対馬犬、隠岐犬、山陰柴犬:この遺伝子は朝鮮半島の犬と同じ)

野ねずみ(弥生マウス:日本には縄文マウスと弥生マウスがいて、弥生マウスは朝鮮半島から入ってきたことが確認されているとのことです)

そして、社会の授業で習った「米」・・・など








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2008年02月23日 トラックバック(0) コメント(0)












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