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強い薬と弱い薬


「それは強い薬ですか?」

ときどき患者さんに質問されることがあるので、ちょっと考えてみました。

強い薬ってなんだ?


以下は、あくまでも、私個人の感想です。患者さんの思いには、次の2つの意味があるのではないかと思います。

強い薬=よく効く
弱い薬=効きが弱い

強い薬=副作用が多い、重大な副作用を起こすことがある薬
柔い薬=副作用が少ない薬

これを組み合わせると、次の4パターンができます。

効果は強いが副作用は少ない
効果も副作用も強い
効果は弱いが副作用も少ない
効果は弱いが副作用は強い

4番目は、あまり使いたくない薬になりますが、(癌が完全に治るということを効果ありとするならば)抗がん剤は一部の臓器以外に使用した場合は、効果が今一つだけれど強い副作用は我慢しなければならないというパターンが少なくないと思います。

皮膚科の薬で上記のパターンがよくあてはまるのはステロイドの外用剤でしょうか
世界最強の外用剤であるデルモベートは効果も副作用も最強です(強強です)。一方、ロコイドやキンダベートは効果も副作用も弱めです(弱j弱です)。残念ながら強弱はありません。弱弱を使っていれば安心か、というと激しい皮膚炎には弱弱は効きませんし、効かないので長期外用になり、症状がさらに悪化したり、副作用のみが現れてきたりします。

抗ヒスタミン剤には効果には眠気という副作用があります。古い薬(ポララミン、ホモクロミン、ペリアクチン、アタラックスなど。すべて商品名で失礼します)は眠気が強く、ものによってはウイスキーをダブルで飲んだときと同じような作用があるといわれています。古い薬は使用経験がたくさんあるので、たとえば妊婦さんや授乳中のお母さんに対する安全性の情報が豊富です。ただ、大人がふらふらになる薬を胎児や乳児幼児が飲んでいよいのか?という問題があります。子供が発熱時に痙攣する原因にもなるといわれています。この10年間、効果はあるが眠気の少ない薬がたくさん出てきています。

薬疹の起こしやすい薬を「強い薬」と表現する方もいると思います。確かに重症の薬疹を起こす薬は何種類かありますが、どんな薬にもアレルギーを起こす可能性があります。アレルギーは本人と薬との個人的な相性の問題ですので、基本は「飲んでみないとわからない」ということになります。ただし、1回起こした場合は次の起きる可能性がありますので、その時に飲んだり、注射した薬をしっかりメモっておき、必ず医療機関を受診した時に医師に伝えてください。
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2015年02月08日 トラックバック(0) コメント(0)












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