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メラノサイトのお母さんはどこに隠れているのか?

メラノサイトは色素細胞のことで、メラニンを作っています。紫外線に当たると皮膚の細胞が痛むのでメラニンをメラノサイトからもらって自分の細胞の核の上に置きます。日傘になります。皮膚の表面は表皮細胞が石垣のように積み重なって数㎜程の厚みを作っています。外(死の世界)と内(生の世界)を隔てる役目をしています。この表皮細胞の層の一番下層の細胞(基底細胞)が分化して上方に移動しながら表皮を作りますが、この基底細胞の間にメラノサイトがポツン、ポツンと存在しています。これから表皮を作らなければならない表皮(基底)細胞を紫外線から守るためのメラニンを供給するためです。

さて、ヤケドなどで表皮全層が死んでしまうことがあります。でもあまり深くまで痛んでいなければ皮膚は再生します。どこから再生するかというと、毛から表皮細胞が広がってきます。毛は成長の時期は深くまで伸びますが、お休みの時期は浅いところまで毛根が上がってきます。この一番毛根が上がってくる部位より少し浅いところに毛を立たせる筋肉がついている部分があります。ここに表皮細胞の母(幹細胞、ステムセル)がいます。実はメラノサイトの母もこの部位にいます。

前線(表皮)に母がいると、いったん事あれば一族郎党が全滅してしまう危険があるので、ちょっと深いところに隠れているのかもしれません。

しかし、体の中にはもともと毛がない部位があります。手の平(手掌:しゅしょう)や足の裏(足底)です。手の平や足底はもともと色は薄いですが、メラノサイトはいます。毛のないこのような部位ではメラノサイトの母はどこに隠れればよいのでしょうか?表皮から深い部位にトンネルのように伸びる組織は毛の他にもう一つあります。エックリン汗腺です。エックリン汗腺は表皮から導管が伸びて皮下脂肪が表れる位置で汗を分泌する部位(分泌部)で終わります。分泌部の周囲にの血管から水分とともにいろいろな老廃物をもらって汗として表皮表面に送り出します。汗はおしっこのようなものであり、汗腺は腎臓に似ているかもしれません。

手足のメラノサイトの隠れ場所は?
話が長くなりました。
そうですエックリン汗腺の分泌部じゃないか?というのがこの論文です。
A melanocyte-melanoma precursor niche in sweat glands of volar skin

2014SEP6
エピガスランタンの上で香木を焚いてみました。火力の調節ができてけっこういいかも。

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2014年09月06日 トラックバック(0) コメント(0)












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