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足からすねにかけて赤く腫れて痛くなった。熱もある。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)と丹毒(たんどく)


梅雨です。今のところ例年より雨は少ないですが、これから大雨になりそうな気配です。細菌感染症が増えてきました。水虫や糖尿病による足の傷からばい菌が入って化膿し、病院に来る患者さんが多くなる季節です。


皮膚にばい菌が着くと化膿します。いろいろな病名がありますが、ばい菌の増える場所が皮膚の表面から深くなるにつれて重症になります。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)と丹毒(たんどく)


梅雨です。今のところ例年より雨は少ないですが、これから大雨になりそうな気配です。細菌感染症が増えてきました。水虫や糖尿病による足の傷からばい菌が入って化膿し、病院に来る患者さんが多くなる季節です。


皮膚にばい菌が着くと化膿します。いろいろな病名がありますが、ばい菌の増える場所が皮膚の表面から深くなるにつれて重症になります。


表面から・・・・(かなり大雑把です)


とびひ(伝染性膿痂疹:でんせんせいのうかしん)・・・皮膚の一番浅いところ


おでき(せつ)、汗腺膿瘍(かんせんのうよう)・・・皮膚にある毛や汗の腺への感染


丹毒・・・皮膚の少し深いところ(真皮:しんぴ)からさらに深い皮下脂肪の感染


蜂窩織炎(ほうかしきえん)・・・皮下脂肪の感染


壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)・・・皮下脂肪の下の筋肉の膜の感染


ガス壊疽(がすえそ)・・・筋肉の感染


このうち、丹毒以後の病気は場合によっては死に至ることがあります。丹毒は溶連菌、蜂窩織炎はブドウ球菌の感染によります。壊死性筋膜炎やガス壊疽は治療しないと死にます。これらは、片方の足や下腿、さらに大腿全体が赤く腫れて、熱をもつようになります。頬など顔にもよくできます(感染の元は、鼻の中の傷、虫歯、蓄膿、扁桃腺炎などです)。


怖いのは次のパターン


1.糖尿病の人・・・・非常に危険。きちんと治療しないと、命にかかわります。糖尿病による足の潰瘍から感染した場合は膝から下を切断することになる場合もあります・・・ただちに病院へ。


2.慢性肝炎や肝硬変(かんこうへん)の人・・・ビブリオ・ブルニフィカスという菌で壊死性筋膜炎になります。原因は夏の近海の魚介類の生食です。


特に赤みに加えて痛みが非常に強い場合は溶連菌が疑われます。この菌、怖いです。数時間でショックになってしまうことがあります。トキシック・ショック・ライク症候群といいます。以前人食いバクテリアなどとマスコミが騒いで、すぐ忘れ去られた病気です。他には皮膚表面のリンパ管に沿って線状に赤くなる場合も溶連菌による場合が多いです。


今回は少し怖い話になりました。あまり驚かせるのはどこかのTV番組みたいで気に入りませんが、皮膚に赤くて痛い病変ができて広がるようなら早く病院に行きましょう。早期なら内服(外来通院)ですむこともありますが、進行してしまうと入院になります。また、怖がらせるようなことを書いてしまった・・・。

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2007年07月11日 トラックバック(0) コメント(0)












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