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エピペンを打つタイミングは?

すっかり春になってしまいました。今夜大学の研究室を出ると校内は桜が満開でした。街灯に照らされて夜桜並木を抜けて帰ってきました。やはり桜はいいですね。強力な低気圧が近づいているようで、明日は散ってしまうのでしょうか。咲いて喜び、散るのを惜しむ。なぜ桜にだけこんな感情を持つのでしょうか。

さて、食物アレルギーの事故が相次いだことが関係しているのか、食物のアレルギーでエピペンの処方を希望される方が増えたような感じがします。アナフィラキシーが起きたときに自分でエピネフリンを注射するキットです。エピネフリンあるいはアドレナリンは血管を収縮させて一時的に血圧を上げる薬です。自己注射であることや、めったに打つことはないため、「どういう状況になったら打てばよいのか?」という質問を必ずされます。

食物アレルギーの手引き2011」を参考に自己注射すべきタイミングをまとめてみます。公的でない私見も含まれます。心臓などに持病がある方にはエピネフリンはかなり負担のかかる薬です。使用に際しては必ず主治医や近くの専門医に聞いてください。

asupara2013
アスパラが出始めました(3/31)。今年は早い。

アナフィラキシーショックは花粉症の症状と似ています。どちらも即時型反応であり、重症度に差はありますが機序は同じですから当然です。食物によるアレルギー症状は以下のような臓器症状として現れます。

1.皮膚:じんましん

2.呼吸器:鼻づまり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉のかゆみ、違和感、悪化すれば息苦しさ、喉がつまるような感じ、喘息のような咳、呼吸困難

3.消化器:口の中の違和感、吐き気、嘔吐、下痢

4.循環器:普段より1分あたり15以上脈が速くなる、不整脈、血圧低下

5.精神神経:活動性変化、不安、頭痛、死の恐怖

それぞれ右にかいてあるほど危ない症状であり、太字の症状があればエピペンを打つようにガイドラインにかいてあります。

まず、鼻づまり、喉のかゆみや違和感、吐いたり、下痢したり(便意を催すというのは血圧が下がり始めているし可能性があり、かなり危ない症状です)、あるいは不安な気持ちがあればエピペンを打ったほうがよいでしょう。注射をする場合は同時に救急車を呼んでください。「結局大したことがなかったら悪いなぁ。はずかしいなぁ、大騒ぎして申し訳ないなぁ」などと思って躊躇してはいけません。結局大したことがなかったとしたら、それは結果オーライであって、もしかしたら命を失ってしまっていたかもしれないのです。遠慮せずに救急車を呼びましょう。中高年の方、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の既往がある方は主治医に相談してください。エピネフリンで心臓や脳に病気が起こる危険性があります。
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2013年04月06日 トラックバック(0) コメント(0)












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