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ジャパニーズスタンダード

3月に入りました。昨日は当地も強風にみまわれ家の周りの物がいくつか飛び散りました。春一番だったようです。
今日も冷たい風が吹いていましたが、なんとなく春の気配がします。くしゃみも2-3度出ました。

今日のお題はジャパニーズスタンダード。かぶれを疑うが、原因がわからない場合にはパッチテストという検査を行います。パッチテストは患者さんの身の回りの物質(化粧品、草花など)で調べるのが基本ですが、ウルシのようにもともとかぶれやすい物質がありますので、そのようなものについては検査用の試薬がセットで売られています。日本人がかぶれやすい物質のシリーズとしてジャパニーズスタンダードという製品があるのです。

このシリーズで調べられるものをまとめておきます。


卒業シーズンです。 動画は今は亡きスティーブ・ジョブズのスタンフォード大の卒業式でのスピーチの関西弁版です。いろいろ意見は分かれるかもしれませんが、私は感動しました。

ジャパニーズスタンダードで調べられるかぶれの原因は以下です。


ジャパニーズスタンダード(日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会)

1)金属:コバルト、ニッケル、クロム、水銀、金・・・コバルト、ニッケル、クロムはかぶれやすい3大金属です。クロムアレルギーの方はチョコで反応が出ます。

2)ゴム:加硫促進剤(チウラム、メルカプト、ジチオカーバメイト)と老化防止剤(PPDブラックラバーミックス)・・・水泳用ゴーグルや長靴でかぶれる方に

3)麻酔薬:カインミックス(プロカイン、ベンゾカイン):市販のかゆみ止めに入っています。市販薬はキーになる薬(効果もあるが副作用もある)が入れられないのでいろんな成分が多数入っています。

4)抗生物質:フラジオマイシン(別名ネオマイシン):眼や鼻用の弱いステロイド外用薬としてよく使用されているリンデロンAやネオメドロールEEに入っています。実は眼用の外用剤の中で最もかぶれをおこしやすいお薬がこの2剤です。最初ステロイド外用剤なのになぜかぶれるのか不思議に思ったことがありましたが、抱き合わせで入っている抗生物質によるかぶれだったわけです。フラジオマイシンにかぶれる方は硫酸ゲンタマイシンにもかぶれる可能性があります。交叉性といいます。

5)化粧品:フレグランスミックス(香料ミックス)、ペルーバルサム(アロマ)、PPD(毛染め剤)、ラノリンアルコール

6)防腐剤:パラベンミックス、ホルムアルデヒド、ケーソンCG,チメロサール。

7)植物:ウルシオール(ウルシの成分)、プリミン(サクラソウです)、セスキテルペンラクトンミックス(菊です)

8)樹脂:ロジン(松脂です)、レジン、エポキシ樹脂(万年筆などの素材です)

かぶれの原因は時代とともに変化します。思いがけないものでかぶれた患者さんをみると、世間(特に女性や若い人)のトレンドからかなり離れた位置にいることを実感します。



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2013年03月02日 トラックバック(0) コメント(0)












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