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髪の毛がうすくなってきた お薬による脱毛

何か症状があったとき、まず最初に中毒を考えなさいというのが、北里大学の元教授、西山茂夫先生のお言葉です。なんどかこのブログでも取り上げてきました。かなり昔に聞いた(どこかで読んだ?)内容であり、自分の中で勝手に変化してないか(意味が変わってないか)ちょっと心配でした。今年の春、西山先生の直系のお弟子さんともいえる先生とお話する機会があり、上記について聞いてみましたら、間違いはないとのことでした。

例えば、(ちょっと極端かもしれませんが)

不明熱(ふめいねつ)が続いている・・・薬剤熱を考える
体中に発疹ができてきた・・・薬疹を考える

そして髪の毛が全体に薄くなってきた・・・ここ1年で飲み始めた薬はありませんか?

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Tokyo st 2012-1
今週末は東京駅のそばで会議 夕方
Tokyo St 2012-2
朝方 天気はいまひとつ
tokyo St 2012-3
駅構内

最近は、患者さんみずから「お薬のせいじゃないでしょうか?」と聞いてくる場合も少なくありません。いくら「最初に薬剤を疑え」と言っても、簡単に「そうですねぇ。薬の可能性もあるかもしれませんね」と患者さんに言えば、お薬を処方している主治医の先生と患者さんとの関係がまずくなってしまう危険性があります。

皮疹を見た瞬間に飲んでいるお薬との関係がないと思われる場合もあります。そんな場合でもなかなか納得してくれない患者さんもいます。

ちょっと極論(極端ないいわけ)です。

ある病気で薬を飲むことに限らず、医療全般、商品の購入や経済的な部分など、生活していくうえで何らかの選択をせまられることがあります。選択することによってなんらかの良いことが起きうると思うから選択するのですが、多かれ少なかれ悪い面もくっついてきます。「リスクを取る」なんていいます。良いことと悪いことは、例えば上下に振幅する波のように起こります。リスクを取るということは、上に触れるよいことと下に触れる悪いこと両方を受け入れるということだと思います。良いところは私が、悪いところはそっちで持ってくれ、ということは普通は道理がとおりません(そんなおいしい話が来た場合は、まず詐欺などを疑ったほうがよいかもしれません)。

お薬では、良いことより悪いこと(副作用)が多ければ、抗がん剤などを除けば普通は製品になりません。それでも何らかの副作用は必ずついてきます。副作用がでても、その薬をやめたらもっと大きな問題がおきるのであれば、副作用を我慢しながら薬を続けることも少なくありません。

と、長々と前ふり(言い訳)をしましたが、毛が薄くなる可能性のある(抗がん剤を除けば全員じゃないですよ)お薬は以下です。

抗がん剤、抗甲状腺薬、甲状腺薬、ビタミンA、トリメタジオン、炭酸リチウム、臭化ピリドスチグミン(重傷筋無力症)、βアンタゴニスト(インデラール、ロプレソール、セロケン)、シメチジン、ラニチジン,(胃潰瘍)、ペニシラミン、ワルファリン,H2-ブロッカー,経口避妊薬,ACE阻害薬(高血圧の薬)、フルオロブチロフェノン(ハロペリドール),クロフィブラート(高脂血症),ベザフィブラート,トリメタジオン(抗てんかん),バルプロ酸(デパケン),カプトプリル,イブプロフェン(痛み止め),インターフェロン,スリンダク(痛み止め),タモキシフェン(乳がんに使う抗ホルモン剤),テルフェナジン(トリルダン),チアムフェニコール(クロラムフェニコール系抗菌剤)

繰り返しになりますが、大切なことは勝手にやめないことです。脱毛も大変メンタル的に痛みますが、勝手にやめると命に係わる薬がたくさんあります。例えばデパケンはてんかんの薬ですから、勝手にやめて運転中に発作がおきたら大変なことになります。必ず主治医の先生と相談してくださいね。デパケンは内服後半年程度たってから髪が薄くなってくることがあるようですが、薬をやめればまた毛が生えてきます。
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2012年11月25日 トラックバック(0) コメント(1)

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2012年12月01日 編集












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