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糖尿病で腎臓が悪い方の背中に痒いブツブツがたくさんでてきた

糖尿病の方にはいろいろな皮膚症状が出ます。

そんなによくある病気ではありませんが、長い期間糖尿病にかかっていて、腎臓も悪い、透析をしているような状態の方の背中や腕に5-8mmぐらいで、非常にかゆい赤黒いぶつぶつがたくさん出てくることがあります。よくみるとそのブツブツの中心には黒っぽいかさぶたがついています。大きいぶつぶつではアンパンの中心に桜の花を埋め込んだような形をしています。

穿孔性皮膚症(せんこうせいひふしょう。蛇行性穿孔性弾力線維症(だこうせいせんこうせいだんりょくせんいしょう)Perforating dermatosis、perforating collagenosis)かもしれません。

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皮膚の線維が壊れて皮膚の外に出されている状態です。普通は皮膚の中の構成成分が傷んでも外に出すことはなく、内部で処理されます。この病気は皮膚の表皮という強力な壁を通して外に傷んだ線維を捨てるということが起きています。なぜそこまでして外に出したいのかわかりませn。きっと内部処理できないほどひどく(あるいは多量)に傷んだのが原因かもしれません。


生まれつき真皮(しんぴ:皮膚の下の組織)の成分が弱い方(Marfan 症候群,Ehlers-Danlos 症候群,弾性線維性仮性黄色腫)にも起こりますが、最近はほとんど糖尿病による腎不全があって、透析している方に多いような感じがします。

糖尿病の方も皮膚が弱くなるので、真皮の線維が痛みやすいのかもしれません。糖尿病やSLEなどの膠原病の患者さんでは環状肉芽腫(かんじょうにくげしゅ:まん丸で少し平らに盛り上がった紫赤色の皮疹)がたくさんできることがあります。これもたぶん真皮の線維が傷みやすいのが原因の1つと思います。なお、糖尿病の方は、線維だけでなく、毛や表皮のケラチン成分が排出されることがあります。

治療は紫外線照射やアロプリノールや乾癬などに使うビタミンDの軟膏などが効くことがあります。なかなか治らない方も結構います。

蛇行性穿孔性弾力線維症、だこうせいせんこうせいだんりょくせんいしょう・・・しかし、皮膚科には難解で長い病名が多いですね。
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2012年07月07日 トラックバック(0) コメント(1)

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2012年07月08日 編集












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