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戦争と皮膚科

戦争と皮膚科

戦争に勝つためには武器の開発などに莫大な研究費(?)がつぎ込まれます。しかし、開発された(あるいは軍事には応用できなった)技術の中には、身近な生活に活用され、本来軍事目的であったとは思いもよらないものもあります。

たとえば、インターネットやGPSなどがその代表でしょう。医学でも、体の中にできた結石を体外から衝撃波で破砕する装置は、第二次世界大戦でドイツが開発に失敗した潜水艦を破壊することを目的にした技術の発展したものである、などと記載があります。

皮膚科関連ではどうでしょうか。

日焼け止めは、ベトナム戦争で戦う米軍兵のために開発されたのが始まりといわれています。ミズムシの薬もそのようです。また、アルギン酸塩という綿状の製品があります。これで創を覆うと浸出液でゼリー状になる創傷被覆剤です。止血作用もあって非常に優秀な製品で、私も日常的によく使用します。これも、一説には、ヨーロッパ戦線で足りなくなったガーゼの代替品として昆布から作った製品とのことです。

10年程前に私の施設に売りに来た超音波診断装置(エコー)は、A4のノートタイプのモニターと非常に小型のプローブ(体に当てて超音波の発信と受診を行うバーコードの読み取り機のようなもの)からなっていました。そのころ私が使用していたエコーは事務所のコピー機ぐらいの大きさだったため、新しい機械のコンパクトさに驚きました。小型化が成功した理由を聞いたところ、やはり、最近民間に放出された米軍の技術を利用したとのことでした。恐るべし軍事技術。

純粋に医療技術のためだけであれば、軍事ほど予算はつかないでしょう。医学の分野内の研究だけでは、上記のような技術の発展は少し先送りになったかもしれません。ただし、決して軍事関連の研究の意義をたたえる気はありません。ヒトは何を最も優先するのかという疑問が本日のお題を選んだ理由です。

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2007年05月21日 トラックバック(0) コメント(0)












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