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手がこわばる、関節が痛い、頭が痛い、だるい、体に赤いものができてきた

手がこわばる、関節が痛い、頭が痛い、だるい、熱もある。そして体に赤いものができてきた。
そして持病のない若い女性。

手がこわばる+関節が痛む・・・は、医学生ならリウマチやエリテマトーデスなどの膠原病(こうげんびょう)をすぐ思い浮かべるでしょうか。臨床試験問題でよくでる症状です。風疹やはしかなどのウイルスによる病気でも起こります。

でも、もうひとつ。伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)があります。「りんご病」です。ネットのニュースに今月に入って流行してきているという記事が出ていました。

関連記事:学校伝染病 ちょっとお休みしないといけない感染症

asagao2011
今年は自生してきた朝顔を育ててみることにしました
yuri2011
昨年の同窓会でもらったユリ 蕾の数が倍増しました

伝染性紅斑は子どもがなると、ほっぺが真っ赤になり(教科書には平手打ち様紅斑などと出ています。痛そうな名前ですが、痛くはありません)ので、りんご病と呼ばれています。ほっぺが真っ赤になる病気は他にもたくさんあります。りんご病を疑ったら、上腕をよく見ます。網目状、線状、ミミズがはったような淡い赤い皮疹がみられたら、りんご病の可能性が高くなります。子どもはほとんど元気ですから治療なしで経過観察です。妊婦さんに近づかないようにだけ注意します。治ったあとに、日光に強く当たると、また顔が赤くなったりしますよ、ということも話しておきます。

普通のウイルスによる皮疹はたいがい2週間もすれば治ります。伝染性紅斑が膠原病などと間違えやすいのは、1ヶ月以上症状が続く場合が少なくないからです。さらに、大人では顔に皮疹がでないこと、膠原病をうたがって血液検査を行うと抗核抗体というのがでてしまう方がいること、やっかいなことに本当のエリテマトーデスに移行してしまう方がたまにいること、などです。

ほとんどの方は治ります。

大人の伝染性紅斑を疑うポイントは、

急に手がこわばるようになった
関節が痛い
頭が痛い(眼の奥が痛い)
腕や太ももに1mmぐらいの小さい赤い皮疹がたくさん出てきた(押しても消えない・・・出血です)

家族や知り合い、職場で伝染性紅斑の子どもがいた


繰り返しますが、このような症状を起こす病気は他にもたくさんあります。

学生には全身性エリテマトーデスや関節リウマチの解説のところに鑑別(かんべつ:似たような症状をおこすほかの病気)として、伝染性紅斑がでていればいい教科書だと言ってます。ちょっとえらそうでした。すいません。
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2011年07月06日 トラックバック(0) コメント(0)












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