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原因はなにもないのにかゆくなる 掻くとどんどんかゆくなる

特に原因もないのに体がかゆい。
掻くとどんどん赤い発疹(ミミズバレ)ができる
掻いているうちにどんどん増えてくる
痒みも増してきた

以前からなんどか記事にしている慢性じんましんの中の機械性じんましんの可能性があると思いますが、今回は、この「特に原因もないのに・・・」という点について。

かゆくなりやすい状態の人は、原因がなくてもかゆい皮疹がでることはあるのか、ということについて。

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郵送されてきた[Dermatology Today]という雑誌に東北大学機能薬理の谷内一彦先生の「ヒスタミン受容体を理解する」という論文がでていました。面白かったのでちょっと紹介します。難しいけど読んでみたいという方は、谷内先生の別の論文もどうぞ(http://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/112/3/99/_pdf)

ヒスタミンはいろんな細胞から分泌されます。分泌されたヒスタミンは何をしているかというと、いくつかの部位に指令を出しています。受けて側は受容体(receptor)というヒスタミンがうまくはまり込む形をもった鋳型のようなものを持っています。この鋳型にヒスタミンがカチッと入ると、さらに次の事件が起きるわけです。

この鋳型には4つの種類があって、神経伝達、平滑筋の収縮、血管から水の漏れ、胃酸の分泌(ヒスタミン受容体2:略してH2・・・これをブロックする薬がH2ブロッカー、ガ●スター10、とか)、肥満細胞の遊走(H4)に関わっています。肥満細胞はメタボの細胞ではありません。花粉症や蕁麻疹などのアレルギーでよく働いてくれる(?)細胞です。抗原の刺激を受けてヒスタミンを分泌します。

ということは、抗原が入る・・・肥満細胞からヒスタミンがでる・・・他からも肥満細胞がどんどんやってくる・・・さらにヒスタミンがでる、という核爆発みたいなことが起きるということです。

さて、本題へ

例えば、カニを食べて蕁麻疹(じんましん)になった時のことを考えてみます(いつものとおり、かなり単純化してますから、不正確な部分もあります。為念)。

普通は、

カニを食べた・・・体にカニに対する専用のIgEという抗体ができてしまった(体がカニに対して嫌だなぁと記憶してしまった)。
またカニを食べた・・・カニ(原因は筋肉成分のトロポミオシン)・・・肥満細胞の表面にくっついているIgEとくっつく・・・肥満細胞に指令が入る・・・ヒスタミン放出・・・・ヒスタミンが血管の壁の受容体にカチッとはまる・・・血管から水が外に漏れる・・・・プクーと腫れる・・・蕁麻疹です。

しかし、この血管に受容体がたくさんある場合(アレルギー状態の人)はヒスタミンという指令がなくても、勝手に受容体が指令を出してしまうことがあるんだそうです。例えば血管に受容体がたくさんある・・・血管から水が外に漏れる・・・プクーと腫れる・・・蕁麻疹という現象です。上からの指令がないのに勝手にです。構成的活性というんだそうです。

抗ヒスタミン剤は本来受容体にカチッとはまる構造になっていて、痒みのもとのヒスタミンが来ても邪魔をします。しかし、上のように受容体が勝手に指令を出してしまっては、薬は効かないのではないか?

でも、大丈夫。こういう受容体がたくさんあって、指令が勝ってにでるような興奮状態を沈める作用も抗アレルギー剤にはあるようです。予防的に飲むことも大切という根拠のひとつになるかもしれません。
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2011年05月21日 トラックバック(0) コメント(3)

ステキな情報ありがとうございました。
また覗かせて頂きますね(*^.^*)

2011年07月08日 1me URL 編集

いつも同定してもらってありがたいです。ナガメですね。ペアでたくさんいました。ミョウガは親戚から分けてもらった小さな株を2年前に植えつけたものです。1年様子をみましたが種らしきものはできませんでした。うちのが少し育ったら株を送りますね。

2011年05月22日 うはら皮膚科 URL 編集

ども!いつも本文とは違うコメントでスミマセン。写真のカメムシ、「ナガメ(菜亀虫)」というやつのようです。カメムシは臭いけれど、模様がどれもお面のようだったり、派手だったり、ユニークで大白いですね。
庭でミョウガ、いいですね。ミョウガは大好物なんですが、結構高いですね、こちらでは。味噌汁に入れたり、三杯酢に漬けたり。ああ初夏の風味だ。そうだ、いくらか種が付くまで育てて、送って貰うわけにはいくまいか?

2011年05月22日 azm URL 編集












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