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首のうしろから肩にかけて皮膚が硬くなっている。 赤みもある。

首のうしろから肩にかけて、背中の上の方が硬くなっている。
赤みもある。
痛くもかゆくもない。
皮膚が硬いのでつまめない。
だんだん出てきた症状で、特に急な変化はなかった。


糖尿病性浮腫性硬化症(とうにょうびょうせいふしゅせいこうかしょう)

・・・糖尿病ありませんか?

shitirin
秋です。
sannkakuduru
近所の里山産サンカクヅル(三角蔓) 、サンショウ、イグチ

ある日突然、急にこのような症状が出た場合は上気道炎(じょうきどうえん:かぜ)に引き続いて起きた浮腫性硬化症(ふしゅせいこうかしょう)(あるいは青年性浮腫性硬化症、成人性浮腫性硬化症)の可能性が強くなります。大人の女性に多く、腕や顔にも広がってくることがあります。2年以内には自然に治ると言われています。皮膚に線維とムコ多糖類というのが増えています。

でも、急ではなくて、いつのまにかだんだん硬くなってきた。指で押してもへこまない。皮膚の表面に赤みがある。皮膚がパンパンに張っているので毛穴が広がって、みかんの皮みたいになっている。痛くもかゆくもないが、肩が凝る、首が回しにくいなどの症状はでるかもしれない。

・・・などがあれば、糖尿病による皮膚症状を疑います。かぜによって急になった場合と違って治りにくいです。糖尿病の検査とすでに診断されている場合は糖尿病の治療をきちんと続けることがたいせつです。ただ、きちんと治療をしていてもなる方がいますし、いったんなると症状が変化しないようです。

糖尿病の患者さんにはいろいろな皮膚症状がでます。

手足の水ぶくれ
赤ら顔

手の平のぐりぐりと指の内側へのツッパリ(Dupytren拘縮)

1cm以下の丸くて外側が堤防のように盛り上がった赤い皮疹が多発する(環状肉芽腫:かんじょうにくげしゅ)

1mm以下の小さい正常の皮膚色から黄色ぽいブツブツがたくさんできる(透明細胞汗管腫:とうめいさいぼうかんかんしゅ)

背中などに5-6mm大の真中にかさふたがついた赤いブツブツがたくさんできる(穿孔性皮膚症:せんこうせいひふしょう。Perforating disease。皮膚の線維が壊れて皮膚の外に出されている状態です。ほとんど糖尿病による腎不全があって、透析している方に多いようです)

すねのしみ

すねの板状の赤みとしこり(ルポイド類壊死症:るぽいどるいえししょう)



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2009年10月04日 トラックバック(0) コメント(2)

> 顔に注射する治療は
> ないのでしょうか?
残念ですが現時点ではないと思います。

2009年10月05日 ビーアンビシャスボーイズ  URL 編集



先生にコメントし
アクセーヌなど教えて頂きましたが

いまだに
メイクアップの化粧品が肌に合わず…(>_<)です




肌が嫌がるから
炎症が起きる

それらのアレルギー反応を緩和するのか
免疫を高めるのかは
分からないのですが
顔に注射する治療は
ないのでしょうか?

もしあれば名前など
教えて下さい


2009年10月04日 あみか URL 編集












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