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外反母趾(がいはんぼし)とたこ(タコ、胼胝、べんち)

外反母趾(がいはんぼし)は足の親指(趾・・・カルテにはこっちの字を使います)の付け根が外側に出っ張り、指の先端が内側に曲がった状態です。小指側も同じような変形を起こすので、足の先がひし形のような形になります。出っ張った趾の付け根が靴ずれを起こしたり、硬くなって歩行時に痛みます。足の裏にタコ(胼胝:べんち)をともなう方も多く、痛くて歩くのがおっくうになります。

すれないように大き目の靴を履いたほうがよいのでしょうか?
タコは削ったほうがよいのでしょうか?

参考にしたサイト:町田医師の足と靴の医学・・・巻き爪や外反母趾など、足のトラブルに関して著名な先生です。私も数年前から勉強させていただいているサイトです。

関連記事
タコ、イボ、ウオノメはどこがちがうのか
おすすめのタコ用クッション剤

足の裏のタコに悩んでいる方が結構います。何科を受診してよいかわからなかった・・・と言った患者さんもいました。皮膚科でみますよ。

足の裏に硬いものができた時に、まず考えるのは、タコ、イボ、ウオノメです。このうち、イボはウイルスによるものですから、単に表面を削っただけでは治りません。皮膚科を受診してください。特に小学生以下の子供に普通はタコはできません。ほとんどがイボです。

では、タコやウオノメ(鶏眼:けいがん)は削れば治るのか?・・・です。
ウオノメは治ることもありますが、タコは治りません。

力がかかる部位の皮膚が破けないように厚くなったのが、タコです。必要悪です。ペンだこを考えれば良くわかると思います。ですから足の裏のタコも痛くなければ削る必要はありません(個人的な意見です)。むしろ削りすぎると痛みが出ます。必要があって硬くなっているのですから。

ではどうすればよいのか?・・・靴です。



足には2つのアーチ(弧)があります。1つは趾の付け根から始まり足の甲で一番高くなって、踵にかけて低くなる縦のアーチ。もう1つは親趾の付け根から始まり、中趾の付け根あたりが一番高くなって、小趾の付け根にかけて低くなる横のアーチです。この2つのアーチがクッションの役目を果たして力を分散しているわけです。

このアーチが壊れると・・・・偏平足になります。力がうまく逃げないので、加重部位(親趾の付け根と小指の付け根)にタコができるようになります。横アーチが壊れると本来浮いていて加重がかからないはずの中趾の付け根にタコができるようになります。糖尿病患者の足の裏の潰瘍がよくできる場所でもあります。

アーチを直ちに治すことは難しいですが、靴とそのはき方でなんとかすることは可能です。

まず簡単な方法から、

1.クッション剤で加重を周りの皮膚に逃がす。タコの上にスポンジを張ってもだめです。逆に高くなって加重が増えます。タコの周りにクッション剤を張ります。ドーナツ型のスポンジ剤(薄いものはあまり効きません)や中心が薄くなったシリコン製シール(ドクターショールのクリアジェルクッションなど)がおすすめです。

2.ひも靴かマジックテープできちんと甲が固定できる靴を履く、選ぶ。・・・田舎にはまだまだ少ないのですが、最適な靴を選んでくれる資格を持つ方のいる靴屋を紹介します。特に糖尿病患者さんでひどいタコや潰瘍がある方については、靴屋さんに紹介状を書くこともあります。
 大きすぎる(幅が広すぎる)靴は、中で足が動きます。いくら大きい靴を選んでもきちんとヒモをしめないと足の皮膚が靴の内側と摩擦を起こします。靴が落ちないように靴底を趾でかくようになります。
 むしろ、足の中間はしまっていたほうが横アーチができてよいのではないかという先生もいます。私もそう思います。ある値の張るスニーカーを履いたときに、クルブシの前あたりが少しきつい感じがしたのですが、足がコックピットにきちんとおさまり、横から圧迫されることで、非常に歩きやすく感じたことがあります。予算オーバーだったので買いませんでしたが。

3・上記の靴を履くときに、踵を床にトントンと打ちつけて足の先にスペースを作ってから、ヒモかマジックテープで足の甲を固定する(あまり強くしばると足の甲の血管や神経が圧迫されますのでほどほどに)・・・この後、足をふってみると、靴のなかで足が動かないのわかります。そして歩いてみると、靴が軽く感じられます。・・・このはき方は、そうです、登山靴の履き方です。登山靴はきちんと履かないと特に下山時に爪を傷めてしまいます。

・・・試しに患者さんにやってもらうと、それまでの履き方と比べて大体ヒモの長さが5cmほど長く余る感じがします。

4.専用の中敷を作る・・・町田先生のサイトをご覧ください。

タイトルの外反母趾について触れなければいけません。外反母趾もタコと同じで、アーチのくずれによる足趾の外側への開き(開帳足:足の趾先がもみじの葉っぱのように外に広がった状態)がもともとの原因です。開帳足になる原因は・・・パンプス、ハイヒールのような靴です。

余談1) 1日の間に靴の脱ぎ履きを何度もする日本では、靴をきちんと履くということはとても面倒です。下駄や草履だけの時代にはなかったんでしょうね。中途半端に靴という製品だけ入ってきて、足のトラブルに対応する専門職がついてこなかったことや、履き方についての教育もされなかったことが原因でしょうか?

余談2) ふと、右中指をみると、ペンだこは完全に消えていました。カルテも電子化が進みペンを持つことが減りました(言い訳)。今は受験シーズンの真っ只中です。生涯で一番ペンだこが目立つ時期かもしれません(大学に入って一時(?)、ペンだこが消えかかったことがあったなぁ)。



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2009年02月15日 トラックバック(0) コメント(0)












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