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静脈瘤(じょうみゃくりゅう)

すね(膝:ひざから下)の湿疹やシミや皮膚のただれがちっとも治らなくて、皮膚の表面の静脈がブクブクふくれている。

・・・・静脈の逆流による皮膚炎・・・うっ滞性皮膚炎(うったいせいひふえん)

「血液の帰りが悪いみたいですね」・・・私
「血のめぐりが悪いんですかね」・・・患者さん
「血のめぐりはいいんですよ。かえりがチョット悪いかもしれませんね」・・・私

膝から下(すね)の皮膚表面を走る静脈がふくれて蛇行(うねって)している・・・立ち仕事が多い床屋さん(理容師)、美容師、調理師(コックさん)などに多い症状です。

血液は酸素を持って心臓から動脈で体のスミズミまで運ばれます。ノドや手首、足首の内側のクルブシの後、足の甲、などを触れるとドックン、ドックンと拍動が触れます。これが動脈です。動脈の壁には筋肉があります。ぐいぐいと血液を押し出すための筋肉です。ポンプでガンガン送り込まれます。水を撒くときのホースのようなものです。張りがあります。普通は体や四肢の深いところを走っています。表面にあって冷えたり、すぐ切れたらまずいですからね。体のスミズミまでしみわたった血液、酸素を渡しきった血液は、次に心臓に向かって帰路につきます。体のスミには心臓(ポンプ)はありません。静脈の壁には筋肉はありません。ダラーとしています。足の先から心臓までは大人では1m以上あります。どうやって帰ってくるのか。静脈には弁があって、周りの筋肉の収縮によって血管が圧迫されたときに上方向にのみ血液が流れるようになっています。つまり、他人(筋肉)の力を借りて、ズルー、ズルーと上に上がってくるのです。この弁が壊れたら・・・・

弁がなければ、周りから静脈が圧迫されたとき(水が入ったホースの真中を押した状態)、両側に水は逃げます。つまり、半分は上にいくけど、半分は下に下がってしまうのです。血液は心臓にもどりにくく、たまりやすくなります。血管は腫れます・・・これが腫れた静脈(静脈瘤)です。

血液がとどこおったところには、血液の漏れ(出血)、漏れた血液が壊れた後に残る色素(ヘモジデリン)・・・シミ、血の滞りによっておこる湿疹(うっ滞性皮膚炎)、進行すれば皮膚が壊れて潰瘍になります。最近、非常に多くの患者さんが受診されるようになりました。

長くなりましたので、診断と治療は次へ。
静脈瘤2(診断)
静脈瘤3(治療)
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2008年10月08日 トラックバック(0) コメント(0)












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