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局所多汗(きょくしょたかん):最新の治療とは?

前記事の続き。

手の汗が多くて困っている方についての、治療に関する最新の情報について。

医学論文検索エンジン(PuBMed)で検索してみたらよい総説がありました。
Walliner先生(Expert opinion on investigational drugs 2008より)

hana jyonenn

彼が治療法としてあげているのは、まず、

1.タクロリムス軟膏(商品名 プロトピック軟膏:アトピー性皮膚炎の薬ですね)・・・多汗自体は止められないれないような気がするが。続いておこる湿疹には効くと思うけど。

2.ボツリヌス毒素(前述)・・・やはり何箇所にも注射しなければならないことが問題だと述べてます。
でも効果はあると述べています。外用剤が開発中とのことです。これが今後一番期待できる治療薬になるかも知れない。

ここからは日本未発売、あるいは開発中

3.ベキサロテン(bexarotene) ゲル:角化(皮が厚くなる)をともなう慢性の手の湿疹に効果あり。多汗症単独には?

レチノイド(ビタミンA誘導体)系のお薬。本来は皮膚の悪性リンパ腫に対する治療薬として開発されたもの。米国FDAは2000年に認可してます。日本への販売権はエーザイが2006年に契約を済ませたようです。いつ出るのでしょう。

4.抗炎症薬:leukotriene inhibitors、phosphodiesterase-4 (PDE4) inhibitors ・・・製薬会社が喘息などのアレルギー疾患治療薬として開発を競っている分野ですね。これも多汗の予防になるか?

5.UVA1療法:紫外線療法です。紫外線は可視光線の紫の色よりも短い波長を持つ光で、ヒトの目にはみえません(下の写真:自転車の反射板でできたプリズム効果、右端の紫のさらに右側に紫外線はある。逆に左の赤の外には赤外線です)。波長が長い(可視光の紫に近い)順に、A,B,Cと分けられています。このAをさらに2つに分けて、波長が長い方をUVA1(詳しくは九州大学のHP参照)といいます(波長340-400nm)。この大量照射が効くと述べられています。でも、多汗症単独にはどうかな?

purizumu


多汗症にに対してこんなにも多くの治療法の開発が試みられているとは知りませんでした。勉強になりました。

余談:緊張して手に汗をかくのはなぜでしょう?

(現代:怖いヒトが近づいてくる・・・サルの頃:猛獣が近づいてくる)・・・緊張する・・・交感神経が興奮する・・・・瞳が大きく開く(よく敵をみるため)+手に汗が出る(木から落ちないため・・・汗も出すぎたら逆にすべりそうだけど)
*信憑性はありません。まちがっていたらごめんなさい。
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2008年08月14日 トラックバック(0) コメント(0)












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