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ステロイド外用剤の吸収率

九州大学皮膚科教授 古江増隆先生のずっとまえの公演のメモから(不正確なところがあるかもしれません)

正常皮膚:3-5%
正常皮膚にぬってからラップなどで被った場合(ODT):28%

角層(かくそう:皮膚のアカ)の部分をはいだとき:78-90%(外用4-6時間後)
(皮膚をこすったり、テープなどでアカをはいだ後)

アトピー性皮膚炎の皮膚:90%
  ・・・ただし、連続外用4日目には皮膚のバリアが復活し、吸収率低下する

ついでに、外用剤をどれだけ塗ったら、飲んでいるのと同じになるか?

リンデロンV(0.12%)を単純に全身に20g塗った時、あるいは10gをぬってからラップで被ったときは副腎抑制が起こる可能性があります。デルモベートだと、1日10gの単純塗布で体が1日に自然に作っているホルモンの量と同じになります。

ここで、ステロイドといっているのは正確には副腎皮質ホルモン剤のことです。副腎は普段からこのホルモンを作っていますが、体の外から持続的に補給されると、もう十分と判断して作らなくなってしましまいます。この状態で、体の外からの補給(内服、時に外用)が急にとまると、体の中に副腎皮質ホルモンがない状態ができてしまうのです。

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2008年08月13日 トラックバック(0) コメント(3)

丁寧にご返答いただきありがとうございます。
とても参考になりました。

2010年07月13日 かかく URL 編集

質問をありがとうございます。まずステロイド外用剤のリバウンド現象については定まった見解がありません。ということであくまで私個人の意見を述べます(さらに今後訂正するかもしれません)。ステロイド外用剤で治療を開始し、短期間で完全に治せない場合(単純なかぶれなどではなく、原因がわからない、あるいは完全に原因を取り除けない病気、アトピー性皮膚炎など)は、外用を急にやめると病気が悪化します。ステロイドの強弱や期間に限らず起きる可能性があると個人的には感じています。ですから治療前にステロイドが必要な疾患なのか、原因の探索(一度始まってしまった炎症は、原因を取り除いただけではすぐになおりません。ステロイドで治るまでの期間の短縮を図ります。理想的なステロイドの使い方です)が必要です。そして治療期間を推定して、リバウンド(本当のリバウンドではなく、治りきらないうちに中断して再増悪している場合もあります)を起こさないように薬の強さや塗る回数を減らして(リバウンドの大小の山をつぶしながら)ソフトランディングさせるか計画を立てます。私は完全に治ってからも、週に1-2回、4群などの弱いものを使用して2-3週で終了してもらうようにしています。今のところ問題は起きていません。さて、ご質問の、4群のステロイド外用薬の場合、一ヶ月にどのぐらい使えばリバウンドが起こるのでしょうか?・・・リバウンドとは今ある皮膚病が治ってから(治ったようにみえてから)、外用を中止するとすぐもとにもどる(塗る前よりも悪化する)、という現象をさしているのだと思います。ご質問の内容であればリバウンドではなくステロイドの副作用(酒さ様皮膚炎:赤ら顔、ニキビ顔)を心配されたほうがよいかと思います。顔であれば1日に何度も塗って1週間で起きた患者さんがいました。普通は顔に毎日ぬって1ヶ月程度でしょうか。週に1-2回の外用であれば起きないと思います(データはありません。個人的な経験です)。

2010年07月11日 うはら皮膚科 URL 編集

4群のステロイド外用薬の場合、一ヶ月にどのぐらい使えばリバウンドが起こるのでしょうか?

2010年07月10日 かかく URL 編集












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