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爪のまわりが腫れて痛い

爪のうしろの皮膚が赤く腫れて痛む。
爪の横にも赤みが広がってきた。
おさえるとぶよぶよしている。

爪囲炎(そういえん)ですね。
考える病気は次。

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代表的なものは、

1.細菌による爪囲炎・・・ブドウ球菌がほとんどですが、水ぶくれをともなっている場合(特に子供に多い)は溶連菌(ようれんきん)による場合があります。膿や水がたまっている場合は、中身を出して抗生物質をのめばすぐ治ります。膿を出すといってもメスでざっくり切る必要はなく、ぶよぶよして皮が薄くなっている場所を細めのセッシで軽くつつくだけで出ます。膿の上にある薄い皮膚はほとんど感覚がないので、丁寧にやれば痛くありません。MRSA(メチシリン耐性ぶどう球菌)など、薬が効きにくい菌によることもよくあるので、出した膿は細菌培養に提出します。菌の種類と感受性(かんじゅせい:どの薬が効くかをみる検査)が3-4日後にわかります。最初は一番効きそうな薬を出して、3-4日後に再診していただき、効果がない場合に細菌培養の結果を参考にして、薬を変えます。ちょっとお金がかかりますが、必ずやってもらいましょう。

蛇足:指に絆創膏を貼りっぱなしにすると、細菌やカビがすみやすくなります。

2.カンジダ・・・爪とアマカワ(後爪郭:こうそうかく・・・爪のうしろの皮膚の部分の正式名称です)の間にすきまができて、ここに菌(かび)が増えて痛くなります。水仕事の多い主婦やうどん、お蕎麦やさんなんかにできます。細菌用の抗生物質を投与すると悪化します。まわりの雑菌が消えて、カンジダには効きませんから、カンジダにとっては敵のいない我が物顔の天下になります。抗生物質(化膿止め)を飲んでも治らない人は一度皮膚科で検査を受けてみましょう。1-2分で診断できます。治療はカビの薬を塗ります。

3.ヘルペス・・・口の中に出ているヘルペスウイルスが指をしゃぶったり、かんだりしたときにうつったものです。水疱があれば、細胞診(さいぼうしん・・・水疱をやぶって、その下のただれた皮膚にスライドガラスを押し付けて皮膚の細胞を取り、特殊な液で染めます。ウイルスが感染していると正常よりも大きな細胞が見え、診断ができます)。治療は、ヘルペスウイルス専用の飲み薬を飲みます。

4.抗癌剤による爪囲炎・・・タキソール、タキソテール、5-FU、フルオロウラシル、などの抗癌剤や最近はやりの分子標的製剤(商品名 グリベックなど)の治療で起きます。当然全ての指に出ます。ひどくなければ抗癌剤治療を続けます。

1-3は、治療がみんなちがいます。正確な診断が必要ですね。

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2008年08月01日 トラックバック(0) コメント(0)












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